手術の当日〜翌日に仮歯が入る「抜歯即時荷重」
インプラントを入れた当日または翌日に仮歯を固定し、歯がない期間をつくらない方法です。デンタルオフィス松川の院長は、この方法を研究する即時荷重研究会の理事を務めています。
WHAT
抜歯即時荷重とは
通常のインプラント治療では、インプラントを入れたあと、骨としっかり結合するまで数か月待ってから歯を取り付けます。その間、歯がない状態で過ごしたり、取り外し式の仮の入れ歯を使ったりすることがあります。
抜歯即時荷重では、インプラントを入れたときの固定が十分に得られた場合に、当日または翌日に仮歯を固定します。骨と結合するのを待つ間も、歯がある状態で過ごせます。
通常の方法
- 手術
- 骨と結合するのを待つ数か月:歯がない、または取り外しの仮の入れ歯
- 最終的な歯
抜歯即時荷重
- 手術
- 仮歯を固定当日〜翌日
- 仮歯で過ごしながら結合を待つ硬い食べ物は控える
- 最終的な歯
※イメージです。期間は骨の状態によって異なります。
- 手術の当日または翌日に仮歯が入り、歯がない期間をつくらずに済みます
- 前歯など見た目が気になる場所でも、仕事や外出への影響を抑えられます
- 抜歯とインプラントの埋入を同じ日に行える場合は、手術の回数を減らせます
FLOW
即時荷重の治療の流れ
- 1
精密検査(歯科用CT)
骨の量・硬さ、神経や血管の位置を3D画像で確認し、即時荷重ができるかを判断します。
- 2
治療計画とご説明
即時荷重ができる場合も、通常の方法との違いや注意点をご説明し、納得いただいてから進めます。
- 3
抜歯・インプラントの埋入
必要に応じて抜歯し、同じ日にインプラントを入れます。
- 4
当日または翌日に仮歯を固定
インプラントがしっかり固定されていることを確認して、仮歯を取り付けます。
- 5
骨との結合を待つ
インプラントと骨がしっかり結合するまで、仮歯で過ごしていただきます。この間は硬い食べ物を控えてください。
- 6
最終的な歯の装着
医院専用の歯科技工所で作った最終的な歯(上部構造)を取り付けます。
CONDITION
適応の条件と注意点
適応について
あごの骨に十分な量と硬さがあり、インプラントを入れたときにしっかり固定される(初期固定が良好である)ことが条件です。すべての方が対象ではありません。
治療期間全体は通常の方法とほぼ同じです。仮歯の期間は、硬すぎる食べ物を控えていただきます。
条件に合わない場合は、骨と結合するのを待ってから歯を入れる通常の方法で治療します。
インプラント治療の主なリスク
- 術後、数日程度の腫れ・痛み・内出血が出ることがあります。
- まれに感染や、しびれなどの神経症状が起こることがあります。
- インプラントが骨と結合しない場合があり、その際は再手術などをご相談します。
- 歯みがきや定期メンテナンスが不十分だと、インプラント周囲炎により周りの骨が減ることがあります。
- 糖尿病などの持病、骨粗しょう症の薬の服用、喫煙の状況によっては、治療ができない、または主治医との相談が必要な場合があります。
- 治療期間は骨の状態によって大きく変わります。
FAQ
抜歯即時荷重についてよくある質問
Q.抜歯即時荷重とは何ですか?
インプラントを入れた当日または翌日に仮歯を固定し、すぐに歯がある状態にする方法です。通常の方法では、インプラントと骨が結合するまで数か月、仮歯を固定せずに待つことがあります。
Q.誰でも即時荷重で治療できますか?
いいえ。あごの骨に十分な量と硬さがあり、インプラントを入れたときにしっかり固定されることが条件です。歯科用CTの検査結果をもとに、できるかどうかをお伝えします。
Q.治療期間は短くなりますか?
治療期間全体は、通常の方法とほぼ同じです。違いは、骨と結合するのを待つ間も仮歯がある点です。
Q.仮歯で普通に食事ができますか?
仮歯の期間は、インプラントと骨の結合を妨げないよう、硬すぎる食べ物を控えていただきます。食事の注意点は治療の際に具体的にご説明します。
即時荷重ができるか、検査で確認しませんか
歯科用CTで骨の量と硬さを確認し、即時荷重ができるかどうかをお伝えします。